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時計じかけのオレンジ 本 [時計じかけのオレンジ 本]

ビブリア古書堂の事件手帖 5話の
「時計じかけのオレンジ」の本が気になります。

「時計じかけのオレンジ」は、外国の本で、
映画化もされています。



この本の内容は、近未来の高度管理社会で生きる15才の少年が、
平凡に生きることにあきて、気晴らしに
暴力やセックスなど、欲望の限りを尽くすようになるのです。

ある日、他の不良グループと乱闘中、警察のサイレンに追われ
盗んだ車で郊外へ走り、とある一軒家に
困窮を装って入り込み、主人を押さえつけ、目の前でその妻を強姦したり、
ついには、殺人まで犯してしまいます。
4人グループだった彼らですが、やがて仲間割れして
アレックスだけが逮捕されてしまいます。
14年の実刑判決をうけ、模範囚を装うため、牧師と懇意にしていたのですが
キリスト教への信仰心とクラシック音楽の趣味と、
犯罪歴から「野心」を見出されて、「ルドヴィコ療法」の被験者になることで
刑期短縮のチャンスを得ることができます。

「ルドヴィコ療法」というのは、
拘束された常態で、投薬を受け、目薬を差しながら
虐描写に満ち満ちた映像をじっと見続けるという療法で、
投薬によって引き起こされる吐き気や嫌悪感と、
映像が連携して、暴力や性行為を生理的拒絶反応を引き起こすように暗示して
改心させるというある種の洗脳ともいえるもの。

彼は、暴力を嫌悪するようになりますが、
同時に自分の意思ではなく、機械的に暴力を拒否するという
中身が機会でできているような人間、「時計じかけのオレンジ」
のようになるのです。

そして、この物語は、まだまだ続きます・・・




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